飲食店でローカルビジネスの構造化データを、WordPress を使って適切にマークアップする方法

拠点を持つ飲食店では、グーグルに適切な飲食店情報を伝えることで、グーグル検索やグーグルマップで検索したとき、検索内容に一致するビジネスの詳細が評されることがある。ローカルビジネスの構造化データを公式ホームページに用意することで、自社の営業時間や価格帯などをグーグルに伝えることができる。これを、WordPress に設定して、利用可能にしよう。

前提

WordPress を使う

出力する構造化データの種類

主に3種類。飲食店情報、パンくずリスト(固定ページの階層を伝える)、ブログの個別投稿情報

手順

  1. 後述のサンプルスクリプトを使って、構造化データを整理する
  2. PHP やHTML のエラーが出ないことをチェックする
  3. サイトに公開して、構造化データテストツールでエラーが出ないことを確認する
  4. サイトをGoogle Search Console で使えるよう登録し、「解析不能な構造化データ」が出ないか、「パンくずリスト」が狙い通りクロールされているか、定期的に確認する

構造化データの要点

  • 個別投稿ページの”headline”, “description”は、HTMLエスケープとバックスラッシュの削除
  • 画像はロゴ画像と、記事投稿時にアイキャッチ画像を用意する
  • 営業曜日、営業時間は自店にあわせて記載する
  • address(住所)、geo(地図座標)は自店のものを記載する

構造化データのサンプルスクリプト

下記のスクリプトを、WordPress テーマ内”header.php” HEAD タグ内(title タグの後ろあたり)に追記する。