英語学習の現状-2020年2月

以前、「新社会人を英日の翻訳者に育てる」を書いた。その時は、ヒアリングとスピーキングを除外していた。その後わたしが、リーディングと写経では英語の理解力が伸びない問題にぶち当たった。現在、それを改善している。

以前の学習方法

  • 「自分が興味のある分野の英語記事」を1日2本、テキストエディタを使って写経する
  • わからない単語を辞書引きして手帳に書きとる
  • それでもわからない時は、Google 翻訳 ツールで翻訳して記事を読む
  • 手帳の単語を後で見返す

着眼点

多言語の学習は、「ヒアリングの刺激があると効率が良くなる」と、脳科学の研究者がまとめていた。そこで、ヒアリングを始めた。

ヒアリングの習慣づけ

  • 朝起きたとき、”BBC Learning English” を1本、繰り返して聞く。(スマートフォンアプリを使っている。)
    • 6 Minute English
    • 6 Minute Grammar
    • 6 Minute Vocabulary
  • 興味のある分野の解説動画やハウツーをYouTube で見る
    • ジムのバイクを漕いでいる最中によく見ている

備考

Google 翻訳コミュニティを使うようになった。

利用者に利益があるか知りたいので参加している。今のところ、「熟語」が見えるようになってきた。

翻訳できるならそのまま訳し、分からない単語があれば辞書を引く。表現がおかしいものがあれば旗をクリックして「不適切」、「翻訳できない」などを伝える。手掛かりがない場合は「スキップ」して時間を縮める。

Google 翻訳コミュニティとは

Google 翻訳の正誤表を、人力で行うプロジェクト。それぞれの言語間に「翻訳」と「検証」の二種類の作業を、1度に10個ずつこなすボランティア。

ポスターやフライヤーで印象に残るデザインをする方法

ポスターやフライヤーで印象に残るデザイン狙って行えるよう、同僚のデザイナーに教える方法を考えた。「コントラストを付ける」では足りない。「シルエットがどう見えるか。」をとらえる訓練を考えた。

何ができるか

-使える構図のバリエーションが増える
-広告をシルエットで伝えられるようになる

事前準備

クロッキー帳を用意する

方法

  • ポスター集を見る
  • 初見のものを、縦横比を合わせて構図を写し取る
    • 「〇△□|」で描く、文章やキャッチコピーも印象深いシルエットだけ描く
      • 慣れてくれば「CSI」の線を使う
  • 25分間以内に10種類/1ページ・1日描く
  • 毎週水曜日食後、およびそれ以外の日の作業中の空き時間

実践例

シルエット

たまった構図の使い方

 

ポスターデザインするとき、コンセプトやターゲット層を確認した後、ラフを作る段階で構図が描かれたクロッキー帳を眺める
その状況で使える構図をいくつか抜き出し、ラフを作る

ポスター集サイト

パンフレット&チラシ見本帳
http://desinfinity.net/pamphlet-flyer-mihon/

FLYER ARCHIVE JP
https://flyer-jp.com/

TODAY’S FLYER
https://abstract.jp/flyer/#/

typo/graphic posters
https://www.typographicposters.com/

pinterest
https://www.pinterest.jp/
利用するには登録が必要

新社会人を英日の翻訳者に育てる

外国人観光客を集客するために、英語の翻訳者が社内で必要になった。本件は、当人の努力によるものが大きいが、方針はこちらが考えた。なお、ヒアリングとスピーキング能力は除外している。

結論から言えば、中学生ぐらいの英語力だったAさんは、現在業務で日英翻訳を担当している。実施した対策は英語力を上げるのではなく、英語力の鍛え方を体験したのだと考えている。

現状把握

  • Aさんは、高校卒業の英語教育を履修
  • 英語は日常使わない

計画立案

英検3級(中学生卒業)向け英語学習30週

着眼点

  • よい参考書、英文を写本する
  • 生徒の力量を見極めて、直近の目標を高くしない

学習の管理

  • 勤務時間中、1日30分の学習
  • 英検3級テスト(筆記のみ)

頻度

30週間毎日(緊急の業務以外)

教材

  • CD付き英語 221P 11P/30分
  • 英文法 239P 12P/30分
  • 英単語 212P 11P/30分

方針

  • 上記の3書籍を1日おきに交互に読み込む
  • 30分を1コマとして、全60コマ
  • 黙読を6週間(ノルマページを2倍の速さで読む、目次だけでも良い)、精読を12週間、写本を12週間、合計30週かけて中学英語を納める
  • 写本は英語部分、重要な部分のみに絞る

効果測定

英検3級のテストを使って6割の正答率を越えられるか確認する
3級の過去問
http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html

30週後の成績

Aさんは、英検3級筆記合格ならず

その後

    • VOA Learning English の写本 不定期
      • 写本にはリアルタイム校閲できるMicrosoft Word を使う
      • 社内の従業員ブログに入力結果を投稿
    • Chrome 拡張機能「Weblioポップアップ英和辞典」の導入、英文記事を読むとき英和辞書が引けるようにする
    • 翻訳時に、Excel 校閲ツールの使用を標準化
    • 翻訳後、わたしが英文校正
      • 日本特有の商品、地名に関する注釈を説明
      • 翻訳元の「主語抜け」、「修飾語多すぎ」などの処理方法を説明

英文記事の写本について

  • 1記事約2千字ぐらいなら、約13分で写せる(わたし調べ)
  • 写本にはWord のリアルタイム校閲を使う
  • 内容が難解な時は、固有名詞を調べたり、Google 翻訳を使う
  • 集中するためにホワイトノイズを聞いたり、森永ラムネをかじるのは有効(わたし調べ)